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- 形式Format
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演劇 Theatrical Performance
- 分類Category
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出張公演 Performed on Tour
- シリーズSeries
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劇場 Ⅰ Theater #1
- 会場Venue
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テルプシコール(東京都 中野区) Terpsichore (Tokyo City, Nakano Ward)
- 日程Date
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2021.12.25-12.26 yyyy.mm.dd
- 公演回数/時間Number / Duration
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全4回公演/65分 4 performances / 65 min.
- テキストText
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『天守物語』
"Tensyu Monogatari"- 作
Author
- 泉 鏡花
IZUMI Kyoka
- 作
- 概要Outline
- 本公演は俳優・崎田ゆかりが俳優とは何か、劇場とは何かを探究するために立ち上げた演劇企画「劇場」シリーズの第1作として上演された。同シリーズでは崎田が公演主宰を務める。会場のテルプシコールは1981年設立の東京都中野区の劇場で、演劇だけでなく多くのダンス公演が行われてきた。本公演は現地ではリハーサルと本番上演のみを行ったため、出張公演に分類される。『プロローグ』は主宰の崎田によるオリジナル脚本だが、唯一の登場人物「女」によって複数の戯曲の台詞が語られる。引用元の戯曲の一部に泉鏡花による『天守物語』イギリスの劇作家W.シェイクスピア『マクベス』、ドイツの作家J.W.ゲーテ『ファウスト』、アイルランドの作家O.ワイルド作『サロメ』など。特に劇の後半は『天守物語』による所が大きい。『天守物語』は1917年に日本の小説家の泉鏡花によって書かれた戯曲で、姫路城天守に棲みつく妖怪・富姫が、鷹匠・図書之助の訪問により変化していく物語が、劇場に住み着く「女」と重ねられた。上演は舞台と客席を設け、俳優は劇場内外を自由に駆け回り、ときには客席でも演技をした。
- 作品内容Summary
- 一人の女が大荷物を抱えて劇場に入ってくる。袋の中身を舞台上に広げながら、彼女は劇場を観察し、シェイクスピアやチェーホフの台詞を誰もいない劇場空間に投げかける。劇場で芝居の真似事をして遊ぶうちに、架空の相手役、架空の観客が女の中で現れたかと思うと、彼女は自身の思い出の世界に迷い込んだ。ここから抜け出し、過去を断ち切った女は打ちひしがれ、泉鏡花『天守物語』の富姫の台詞をすがるように口にする。集中の果てに彼女自身が富姫そのものになると、劇場空間すらも歪んでゆく。女が語る台詞とピアノの演奏がぶつかり、轟音が止むと、女は役でも自分でもない新たな境地に達していた。新しい自分へと変貌を遂げた女は、劇場を後にする。
- キャストCast
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- 女Woman
- 崎田 ゆかり*SAKIDA Yukari*
- 女
- スタッフStaff
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- 主宰・脚本Chair and Script
- 崎田 ゆかり*SAKIDA Yukari*
- 演出Direction
- 黒田 瑞仁*KURODA Mizuhito*
- 振付Choreography
- 市松*ICHIMATSU*
- 衣装Costume
- YUMIKA MORIYUMIKA MORI
- 音楽Music
- Vegetable RecordVegetable Record本間 志穂*HOMMA Shiho*
- 照明Lighting
- 鈴木 麻友SUZUKI Mayu
- 小道具制作Prop
- 柴田 彩芳*SHIBATA Ayaka*
- 音響効果Sound Effects
- 富山 雅之TOMIYAMA Masayuki
- 舞台監督Stage Management
- 山﨑 牧YAMASAKI Maki
- 宣伝デザインFlyer Design
- 石原 絵梨ISHIHARA Eri
- チラシ写真・記録映像Flyer Photography and Photo Documentation
- 瀬尾 憲司SEO Kenji
- 映像撮影Video Documentation
- 飯名 尚人IINA Naoto
- 当日パンフレットPamphlet Design
- 石原 葉*ISHIHARA Yo*
- 制作Management
- 河島 琴音*KAWASHIMA Kotone*林 純平*HAYASHI Junpei*出崎 洋樹DESAKI Hiroki
* ゲッコーパレードメンバー* Gecko Parade members - 主宰・脚本
- プロダクションProduction
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- 主催Organised by
- ゲッコーパレードGecko Parade
- 後援Under the auspice of
- 蕨市Warabi City
- 助成Subsidized by
- 文化庁「ARTS for the future!」Agency for Cultural Affairs "ARTS for the future!"
- 主催
- 演出ノートDirector's note
- 執筆中
- 備考Other
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《関連イベント》
多様なゲスト(敬称略)をお招きして計4回のアフタートークを開催しました。
日時:2021年12月25日(土)14:00の回終演後
登壇者:佐々木 敦(思想家・作家)
黒田 瑞仁(演出家)
崎田 ゆかり(俳優・劇場Ⅰ『プロローグ』主宰)
日時:2021年12月25日(土)19:00の回終演後
登壇者:河野 桃子(舞台芸術ライター)
黒田 瑞仁(演出家)
崎田 ゆかり(俳優・劇場Ⅰ『プロローグ』主宰)
日時:2021年12月26日(日)13:00の回終演後
登壇者:林家 彦三(落語家)
黒田 瑞仁(演出家)
崎田 ゆかり(俳優・劇場Ⅰ『プロローグ』主宰)
日時:2021年12月26日(金)17:00の回終演後
登壇者:石原 葉(美術家)
五藤 真(芸術文化の会計)
黒田 瑞仁(演出家)
崎田 ゆかり(俳優・劇場Ⅰ『プロローグ』主宰)
- 配布物Handout
- 外部リンクExternal link
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