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リンドバークたちの飛行（旧加藤家住宅）
Lindbergh's Flight

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形式
Format
演劇
Theatrical Performance
分類
Category
本拠地公演
Created and Performed at Home
シリーズ
Series
戯曲の棲む家 vol.5
Drama as a Resident #5
会場
Venue
旧加藤家住宅（埼玉県 蕨市）
Old Katoh House (Saitama Pref., Warabi City)
日程
Date
2016.12.15-12.21
yyyy.mm.dd
公演回数／時間
Number / Duration
全19回公演／60分
19 performances / 60 min.
テキスト
Text
『リンドバークたちの飛行』
"Lindbergh's Flight"
作
Author
ベルトルト ブレヒト
Berthold BRECHT
訳
Translation
岩淵 達治
IWABUCHI Tatsuji
概要
Outline
本公演はかけ離れた背景を持ち劇場で上演されるべく書かれた戯曲が、現代日本の住宅街に建つ一軒家で取り得る形態を観察する「戯曲の棲む家」シリーズの第5作として上演された。会場の旧加藤家住宅は1970年代に建てられた埼玉県蕨市に位置する木造一軒家。ゲッコーパレードが本拠地とする旧加藤家住宅でほぼ全ての創作過程と本番上演が行われたため、本拠地公演として分類される。原作テキスト『リンドバークたちの飛行』はアメリカ人青年チャールズ・リンドバーグによる初の大西洋単独無着陸横断飛行に取材した、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトによる1929年初演のラジオ教育劇。本公演は同ラジオ教育劇を全編ノーカットで上演した。上演は固定の舞台と客席は設けずに、会場となった建築内外を観客が俳優の案内に沿って移動しながら物語を鑑賞する形で行った。
作品内容
Summary
開演を待っていた観客が飛行士チャールズ・リンドバークについての説明を俳優から受けると、その俳優が飛行服を身につけ飛行士リンドバークとなる。リンドバークは観客に自己紹介し、大西洋横断飛行に出発することを宣言する。大西洋に見立てられた建物の奥へと飛行士が飛び立つと、観客は彼を追って奥の部屋へと進んで行く。そうして観客は建築内を移動しながら、リンドバークとともに部屋ごとに立ちはだかる大洋横断飛行に伴う数々の困難に遭遇し、それらを飛行士が乗り越える様を目撃していく。建物の外で行われる最後の場面では、飛行士のパリ到着と大西洋横断飛行達成の瞬間に立ち会う。
キャスト
Cast
リンドバーク
Lindbergh
河原 舞*
KAWAHARA Mai*
ヨーロッパほか
Europe and other
崎田 ゆかり*
SAKIDA Yukari*
アメリカほか
America and other
渡辺 恒*
WATANABE Ko*
オルガン演奏／吹雪
Organ Performance／Snowstorm
本間 志穂
HOMMA Shiho
スタッフ
Staff
演出
Direction
黒田 瑞仁*
KURODA Mizuhito*
柴田 彩芳
SHIBATA Ayaka
本間 志穂
HOMMA Shiho
渡辺 瑞帆
WATANABE Mizuho
市松(砂と水玉)
ICHIMATSU(Sunatomizutama)
古賀 彰吾(劇団ドクトペッパズ)
KOGA Shogo(Dctpeppers Theater)
衣装
Costume
森 弓夏(絵空衣音)
MORI Yumika(Esolagoto)
香月 茜
KAZUKI Akane
照明協力
Lighting Supervision
磯野 いるか
ISONO Iruka
鈴木 麻友
SUZUKI Mayu
映像
Video Design
秦 弘典
HATA Hironori
チラシデザイン
Flyer Design
岸本 昌也
KISHIMOTO Masaya
チラシ写真・記録撮影
Flyer Photography and Photo Documentation
瀬尾 憲司
SEO Kenji
記録映像
Video Documentation
絵空衣音
Esolagoto
制作
Management
岡田 萌*
OKADA Megumi*
制作補助
Management Assistance
川口 潮奈
KAWAGUCHI Shiona

* ゲッコーパレードメンバー
* Gecko Parade members
プロダクション
Production
主催
Organised by
ゲッコーパレード
Gecko Parade
後援
Under the auspice of
蕨市
Warabi city
蕨市教育委員会
Warabi City Board of Education
演出ノート
Director's note
アメリカ人飛行士が前世紀に大西洋を横断するという現代日本の観客にとっては遠く離れた偉業を実感を伴った上演にするため、専門の異なる5人の若手アーティストにシーン演出を依頼した。戯曲上18シーンのうち1~3シーンをそれぞれがシーンのコンセプトを決定し、演出した。一人の演出家によって作品の一貫性を保つ代わりに、戯曲をノーカットで使用することと、主人公リンドバークを一貫して河原舞が演じることがゲッコーパレード版『リンドバークたちの飛行』の軸になった。
本作は河原舞の「旧加藤家住宅をお化け屋敷のように使えないか」というアイディアからスタートしており、観客が家の中を歩き回り、家全体を何かに見立てるという構造へと繋がった。
現実の空間が演劇的ファンタジー世界に変貌し、最後はまた現実空間で終わるというスタイルは今後の作品にも引き継がれていったと感じる。／黒田
備考
Other
《関連イベント》
「旧加藤家の食卓」
終演後に出演者・スタッフ・観客で上演について歓談しながら食卓をかこむ食事会を開催しました。岡田 萌による作品にちなんだ料理が振る舞われました。
日時：2016年12月18日（日）18時の回終演後

《プレビュー公演》
初日に先立ち、ゲネプロを有料でプレビュー公演として公開しました。
日程：2016年12月15日（木）14:00／18:00
料金：本番料金の半額

《追加公演》
以下の日程で計4回、追加公演を行いました。
日時：2016年12月17日（土）20:00
　　　　　　　　 19日（月）20:00
　　　　　　　　 20日（火）16:00
　　　　　　　　 21日（水）14:00

配布物
Handout
外部リンク
External link
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