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リンドバークたちの飛行(宮城野納豆製造所)
Lindbergh's Flight

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形式
Format
演劇
Theatrical Performance
分類
Category
出張公演
Performed on Tour
シリーズ
Series
家を渉る劇 vol.4
Trans Residential Theater #4
会場
Venue
宮城野納豆製造所(宮城県 仙台市)
Miyagino Natto Seizojo (Miyagi Pref., Sendai City)
日程
Date
2019.11.2-11.3
yyyy.mm.dd
公演回数/時間
Number / Duration
全5回公演/60分
5 performances / 60 min.
テキスト
Text
『リンドバークたちの飛行』
"Lindbergh's Flight"
Author
ベルトルト ブレヒト
Berthold BRECHT
Translation
岩淵 達治
IWABUCHI Tatsuji
概要
Outline
本公演は本橋仁(建築史家)、渡辺瑞帆(建築家)らと保存建築の鑑賞法を探る企画である「家を渉る劇」シリーズの第4作として上演された。会場の宮城野納豆製造所は大正9年(1920年)創業の現役の納豆製造所で、納豆菌製造棟、熟成棟、ボイラー室、石蔵など複数の建造物からなり、建物内には手押しのトロッコが走る。古いもので1934年頃に建設され、現在も現役で稼働している。国登録有形文化財。原作テキスト『リンドバークたちの飛行』はアメリカ人青年チャールズ・リンドバーグによる初の大西洋単独無着陸横断飛行に取材した、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトによる1929年初演のラジオ教育劇。本公演は同ラジオ教育劇を全編ノーカットで上演した。上演は固定の舞台と客席は設けずに、会場となった建築内外を観客が俳優の案内に沿って移動しながら物語を鑑賞する形で行った。また演劇、美術、音楽、建築、身体表現、大道芸といった異なるジャンルのアーティストがシーン毎に演出を分担している。公演は現地で主にリハーサルと本番上演を行ったため出張公演として分類される。上演は所有者の指導の元実施され、衛生面への配慮から上演後は各所の消毒が行われた。
作品内容
Summary
観客が製造所の敷地内で開演を待っていると、飛行士チャールズ・リンドバークが迷い込んでくる。リンドバークはまずは石蔵内に侵入すると自己紹介し、無謀とされる大西洋横断飛行に出発することを宣言する。隣棟へと飛行士が飛び立つと、観客は建築内を移動しながら、リンドバークとともに部屋ごとに立ちはだかる霧や吹雪や眠気といった大洋横断飛行に伴う数々の困難に遭遇し、これらを飛行士が乗り越える様を目撃する。屋外で行われる最後の場面では飛行士は無事着陸し偉業を成し遂げる。しかしリンドバークは、すぐさま次の冒険のためにその場を立ち去る。
キャスト
Cast
リンドバーク
Lindbergh
河原 舞*
KAWAHARA Mai*
アメリカほか
America and other
崎田 ゆかり*
SAKIDA Yukari*
ヨーロッパほか
Europe and other
藪田 真衣
YABUTA Mai
ピアノ演奏/吹雪
Piano Performance/Snowstorm
本間 志穂
HOMMA Shiho
スタッフ
Staff
演出
Direction
黒田 瑞仁*
KURODA Mizuhito*
柴田 彩芳*
SHIBATA Ayaka*
本間 志穂
HOMMA Shiho
渡辺 瑞帆(青年団)
WATANABE Mizuho(Seinendan)
市松(砂と水玉)
ICHIMATSU(Sunatomizutama)
古賀 彰吾(劇団ドクトペッパズ)
KOGA Shogo(Dctpeppers Theater)
衣装提供
Costume Provided by
YUMIKA MORI
YUMIKA MORI
照明
Lighting
鈴木 麻友
SUZUKI Mayu
チラシデザイン
Flyer Design
岸本 昌也
KISHIMOTO Masaya
チラシ建築写真
Flyer Architecture Photography
岩渕 隆
IWABUCHI Takashi
チラシ公演写真
Flyer Performance Photography
瀬尾 憲司
SEO Kenji
記録写真
Photo Documentation
鄭 麗娜
当日パンフレット
Pamphlet Design
本橋 仁
MOTOHASHI Jin
プロダクション
Production
主催
Organised by
ゲッコーパレード
Gecko Parade
共催
In Association with
公益財団法人 仙台市市民文化事業団
Sendai Cultural Foundation
協力
In Cooperation with
(有)宮城野納豆製造所
Miyagino Natto Seizojo Ltd.
仙台市教育委員会
Sendai City Board of Education
旧加藤家住宅
Old Katoh House
提携
In Partnership with
仙台・劇のまちトライアルシアター
Sendai Geki no Machi Trial Thatre
企画
Planned by
本橋 仁
MOTOHASHI Jin
渡辺 瑞帆
WATANABE Mizuho
黒田 瑞仁*
KURODA Mizuhito*

* ゲッコーパレードメンバー
* Gecko Parade members
演出ノート
Director's note
執筆中
備考
Other
宮城野納豆製造所
Miyagino Natto Seizojo
大豆を茹でる、菌をつける、そして発酵させる。納豆づくりの一連の工程が、建築の形としてそのまま残る宮城野納豆製造所。工程ごとに建てられた建築は、作業ごとの特徴をもって並んでいる。たとえば、蒸す工程は、トラス構造という明治時代に日本にもたらされた技術で柱のない大空間を作っているし、納豆を発酵させる室(むろ)は一転して、小さな部屋が並んでいる。

いまも現役で、毎日納豆を作り続けているこの工場は、1934年頃から建設されたものだ。もう実に80歳近くにもなる。空襲や震災、二度のおおきな被害をうけた仙台の地で、それでもなお大事に使われ続けてきた貴重な歴史遺産として、2019年に国登録有形文化財となった。これからも粘り強く、仙台の歴史を見守り続けてほしい。
配布物
Handout
外部リンク
External link

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