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- 形式Format
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書簡 Letter
- 分類Category
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- シリーズSeries
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集まらない演劇 Non-Assembly Theater
- 会場Venue
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- 日程Date
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2020.5.25-6.4 yyyy.mm.dd
- 公演回数/時間Number / Duration
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- テキストText
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- 概要Outline
- 本公演はコロナ禍の対面で人が集まることができない状況を端緒に企画された「集まらない演劇」シリーズの第1作として発表された。作品は郵送で観客の自宅あるいは申し込みのあった住所に配送されるため、会場は不定。企画会議にはZoomを使用し、制作は各メンバーの自宅で行われた。創作分類はない。原作テキストは存在しないが、文言は「暑中見舞い申し上げます」といった季節の挨拶を踏襲し、形式は日本の劇作家の寺山修司(1935-1983)による「書簡演劇」を参照している。作品は、観客となる対象者に計3枚のハガキが順に数日おきに届く形で発表された。また本作品は早稲田大学演劇博物館2021年度春季企画展「Lost in Pandemic ――失われた演劇と新たな表現の地平」の展示および図録に収録された。
- 作品内容Summary
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対象となる観客の住所宛に、一枚のハガキが届く。片面には緑・黄・赤のいずれかの色で「コロナ禍のお見舞い申し上げます」とだけ丁寧に手書きで書かれ、宛名面には同色同筆跡で住所と宛名が書かれている。2、3日の間を置いて二枚目のハガキが届く。表裏面とも1枚目と色や筆跡は全て同じだが、「コロナ禍のお見舞い申し上げます」の文言が太く荒々しい筆跡で書かれている。更に2、3日の間を置いて三枚目のハガキが届く。これも同じ形式のハガキだが、「コロナ禍のお見舞い申し上げます」の文言があるはずの面には判読できる文字はなくただ同じ色で塗りつぶされている。宛名面にはこの三枚目のみQRコードが記載され、リンク先には作品終了の挨拶が記載されている。
なお、同じ観客には同一人物の筆跡による緑・黄・赤のいずれかの色のハガキが3枚届く。
- キャストCast
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- スタッフStaff
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- プロダクションProduction
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- 主催・企画・制作Organised, Planned and Managed by
- ゲッコーパレードGecko Parade
- 主催・企画・制作
- 演出ノートDirector's note
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2020年に日本を含む全世界を巻き込んだコロナ禍のために国内の演劇公演が軒並み中止に追い込まれ、新しい上演を行う目処も立たない中、メンバー内で「演劇をこの状況でいかに実現させるか」を軸に企画された。リモート会議を重ねる中、演劇として成立させるために俳優(河原舞・崎田ゆかり)は対面でなくとも生身の人間のやりとりに、美術家(柴田彩芳)は物の扱いだけで完結しない形式にこだわった。出す案が悉くボツにされ、諦めかけた時にやっと思いついたこのプランが受け入れられて嬉しかった覚えがある。
コロナ禍ごく初期の未曾有の状況への戸惑いから、外出禁止・巣篭もり生活を世間が日常として受け入れ始めたと感じ、この日常にどのような非日常をもたらせば良いかを考えたのが発案につながった。/黒田
- 配布物Handout
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- 外部リンクExternal link
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- artscape 山﨑健太さんレビュー/Review by YAMASAKI Kenta
- PASSKET MAGAZINE 山﨑健太さんによるインタビュー/Interviewed by YAMASAKI Kenta
- artscape 山﨑健太さんによる紹介記事/Introductory Article by YAMASAKI Kenta
- 早稲田大学演劇博物館 展示紹介/"Lost in Pandemic" at The Tsubouchi Memorial Theatre Museum
- 早稲田大学演劇博物館 図録/The pictorial record of "Lost in Pandemic" at The Tsubouchi Memorial Theatre Museum